2013年01月27日

古事記と言霊・古事記上ツ巻

古事記の全文をお読み下さればお分かりになりますが、次から次に神様の名前が出てまいりますと、何のことを言っているのかサッパリ分からんと言うのが何方もの考えだと思います。

その荒唐無稽な考えがある一つの観点から謎を解きますと、素晴らしい日本語の語源になっており、又、人間の心と言葉の究極の学問であること分かってまいりますが、何のためにこんな荒唐無稽な文章を遺したのかということについて少しお話をさせていただきます。

古事記の編纂は今から千二百九十年前、西暦712年です。冒頭の文章は「天地の初発の時、高天原に〜」に始まって数ページの間に神様の名前が百数出てまいります。神様オンパレード。日本の宗教は多神教であると言われる所以ですが、その中には全国の何処の神社にも奉られていないユニークな神様の名前もございます。

古事記は奈良時代の天皇の勅命によって朝廷の高官、太安万侶さんも含まれますが、編纂をして天皇に差し上げた日本の歴史書であります。古事記は上中下の三巻に分かれておりまして中下巻は歴史書です。

上ツ巻は神様の名前がズラズラと出てまいります物語になっております。一国の歴史書の第一巻に、その物語も何故こんなことを言わなくてはならないのか、まったく分からない。

古事記を解く日本の一般の国学者は、難解さ故からか訳注に現代の知識で以って苦心惨憺して書いてございますが、古事記が書かれました奈良時代は文化が一番盛んな時代でした。それは正倉院の御物が今の技術をもってしても作れない高度な工芸品であることから窺い知れます。

しかも、一国の天皇の勅命で出来た本が、子供だましのような神話を載せたのか。これから私がお話する謎を解いてみますと、人間の心の全貌が総て明らかにされており、今の心理学では足下にも及ばない学問の領域が開けてまいります。


つづき
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2012年10月13日

古事記と言霊・【註】イヰと父韻の並び

親音(イヰ)の立ち位置を説明いたしますのに上であったり、下であったりいたします。どっちなんだ?という当然ながら疑問が生まれます。コトタマ学を勉強するに古事記と日本書紀の二つの観点から説明しているからです。下記の図をご覧下さい。

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古事記はコトタマ学の勉学に適して母音から説き起こし、日本書記はコトタマ学を会得した方が、その活用によって禊祓を実行するに便利なように父韻から説き起こしています。

五十音図は五母音それぞれに音図がございます。イ段の父韻の並びもそれぞれ違ってまいります。今まで父韻の並びの説明に‘チイキミシリヒニ’と暫定しておりますのは、作用・反作用の関係を明確にするためのもので、実際は五母音それぞれに父韻の並びが違ってまいります。

 ウの天津金木音図の父韻の並びは・・キシチニヒミイリ
 オの赤珠音図の父韻の並びは・・・・キチミヒシニイリ 
 アの宝音図の父韻の並びは・・・・・チキリヒシニイミ 
 エの天津太祝詞音図の父韻の並びは・チキミヒリニイシ
 イの天津菅素音図の父韻の並びは・・八父韻

以上、イヰの立ち位置と父韻の並びに関しまして混乱のないよう整理いたしました。記紀のどちらから説いても、人間の心の発動は先天十七言霊が同時活動いたしますから矛盾はありません。


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