2012年09月21日

古事記と言霊・【シ】意富斗能地の神/【リ】妹大斗乃弁の神

言霊  オホトノヂノカミ/意富斗能地の神。意富斗能地は大きな斗(はかり)の働きの地と読めます。物事を判断し、識別する大いなる能力の地という訳です。

     人はある出来事に出合い、その事を判断・識別する事が出来ず迷う事があります。あゝでもない、こうでもないと迷いながら、次第に考えが心の中でまとめられて行きます。そして最後に迷いながら経験した理が中心に整理された形で静止し、蓄積されます。蓄積される所が心の大地という訳です。この働きから学問の帰納法が生れて来るでありましょう。

言霊  イモオホトノベノカミ/妹大斗乃弁の神。大斗乃弁とは大いなる計りの弁(わき)まえと読めます。意富斗能地と作用・反作用の関係にある事から、心の中にある理論から外に向かって発展的に飛躍していく働きと考えられます。父韻リはラリルレロの音がすべて渦巻状、螺旋状に発展していく姿を表わしますから、父韻リとは心の中の理論が新しい分野に向かって螺旋状に発展し、広がって行く働きであることが分ります。

     この様な動きの理論の働きは演繹法と呼ばれます。学問ではなくとも、多くの物事の観察から人の心の中に一つの結論がまとまっていく過程、また反対にひとつの物事の理解から思いが多くの事柄に向かって連想的に発展して行く事、その様な場合にこの父韻シ、リの存在が確かめられます。



posted by yamato at 09:00| Comment(0) | TrackBack(1) | 竺紫の島
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言霊 シ・リ
Excerpt: 次に‘シ’意富斗能地の神・‘リ’妹大斗乃弁の神にまいります。この神名からどういうことかを説明するのは難しい。実相を観るには‘空’というものをハッキリ把握してまっさらな心で物事を観ますとこの父韻が分かる..
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Tracked: 2012-09-21 09:16