2013年01月29日

古事記と言霊・五十音の整理・運用

ここに伊耶那岐の命、御佩(みはか)せる十拳の剣を抜きて、その子迦具土の神の頚(くび)を斬りたまひき。ここにその御刀(みはかし)の前(さき)に著(つ)ける血、湯津石村に走(たばし)りつきて成りませる神の名は、石柝(いはさく)の神。次に根柝(ねさく)の神。次に石筒(いはつつ)の男(を)の神。次に御刀の本に著ける血も、湯津石村(ゆずいはむら)に走(たばし)りつきて成りませる神の名は、甕速日(みかはやひ)の神。次に樋速日(ひはやひ)の神。次に建御雷(たけみかづち)の男の神。またの名は建布都(たけふつ)の神、またの名は豊(とよ)布都の神。次に御刀の手上に集まる血、手俣(たなまた)より漏(く)き出(いで)て成りませる神の名は、闇淤加美(くらおかみ)の神。次に闇御津羽(くらみつは)の神。


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2013年01月28日

古事記と言霊・五十音の整理・運用

かれここに伊耶那岐の命の詔(の)りたまはく、「愛(うつく)しき我が汝妹(なにも)の命を、子の一木(ひとつき)に易(か)えつるかも」とのりたまひて、御枕方(みまくらへ)に葡匐(はらび)ひ御足方(みあとへ)に葡匐ひて哭(な)きたまふ時に、御涙に成りませる神は、香山(かぐやま)の畝尾(うねを)の木のもとにます、名は泣沢女(なきさわめ)の神。かれその神避(かむさ)りたまひし伊耶那美の神は、出雲(いずも)の国と伯伎(ははき)の国との堺なる比婆(ひば)の山に葬(をさ)めまつりき。


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2013年01月27日

古事記と言霊・古事記上ツ巻

古事記の全文をお読み下さればお分かりになりますが、次から次に神様の名前が出てまいりますと、何のことを言っているのかサッパリ分からんと言うのが何方もの考えだと思います。

その荒唐無稽な考えがある一つの観点から謎を解きますと、素晴らしい日本語の語源になっており、又、人間の心と言葉の究極の学問であること分かってまいりますが、何のためにこんな荒唐無稽な文章を遺したのかということについて少しお話をさせていただきます。

古事記の編纂は今から千二百九十年前、西暦712年です。冒頭の文章は「天地の初発の時、高天原に〜」に始まって数ページの間に神様の名前が百数出てまいります。神様オンパレード。日本の宗教は多神教であると言われる所以ですが、その中には全国の何処の神社にも奉られていないユニークな神様の名前もございます。

古事記は奈良時代の天皇の勅命によって朝廷の高官、太安万侶さんも含まれますが、編纂をして天皇に差し上げた日本の歴史書であります。古事記は上中下の三巻に分かれておりまして中下巻は歴史書です。

上ツ巻は神様の名前がズラズラと出てまいります物語になっております。一国の歴史書の第一巻に、その物語も何故こんなことを言わなくてはならないのか、まったく分からない。

古事記を解く日本の一般の国学者は、難解さ故からか訳注に現代の知識で以って苦心惨憺して書いてございますが、古事記が書かれました奈良時代は文化が一番盛んな時代でした。それは正倉院の御物が今の技術をもってしても作れない高度な工芸品であることから窺い知れます。

しかも、一国の天皇の勅命で出来た本が、子供だましのような神話を載せたのか。これから私がお話する謎を解いてみますと、人間の心の全貌が総て明らかにされており、今の心理学では足下にも及ばない学問の領域が開けてまいります。


つづき
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2013年01月23日

古事記と言霊・五十音の整理・運用

この子を生みたまひしによりて、御陰炙(みほどや)かえて病(や)み臥(こや)せり。たぐりに生(な)りませる神の名は金山毘古(かなやまびこ)の神。次に金山毘売(びめ)の神。次に屎(くそ)に成りませる神の名は波邇夜須毘古(はにやすひこ)の神。次に波邇夜須毘売(ひめ)の神。次に尿(ゆまり)に成りませる神の名は弥都波能売(みつはのめ)の神。次に和久産巣日(わきむすび)の神。この神の子は豊宇気毘売(とようけひめ)の神といふ。かれ伊耶那美の神は、火の神を生みたまひしに由りて、遂に神避(かむさ)りたまひき。


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