2012年10月19日

古事記と言霊・島生み

ここに天津神諸(もろもろ)の命(みこと)以ちて、伊耶那岐の命伊耶那美の命の二柱の神に詔りたまひて、「この漂(ただよ)へる国を修理(おさ)め固め成せ」と、天の沼矛(ぬぼこ)を賜ひて、言依さしたまひき。かれ二柱の神、天の浮橋(うきはし)に立たして、その沼矛を(ぬぼこ)指し下(おろ)して画きたまひ、塩こをろこをろに画き鳴(なら)して、引き上げたまひし時に、その矛の末(さき)より垂(したた)り落つる塩の累積(つも)りて成れる島は、これ淤能碁呂島(おのろご)なり。その島に天降(あも)りまして、天の御柱を見立て、八尋殿(やひろどの)を見立てたまひき。






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2012年10月13日

古事記と言霊・【註】イヰと父韻の並び

親音(イヰ)の立ち位置を説明いたしますのに上であったり、下であったりいたします。どっちなんだ?という当然ながら疑問が生まれます。コトタマ学を勉強するに古事記と日本書紀の二つの観点から説明しているからです。下記の図をご覧下さい。

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古事記はコトタマ学の勉学に適して母音から説き起こし、日本書記はコトタマ学を会得した方が、その活用によって禊祓を実行するに便利なように父韻から説き起こしています。

五十音図は五母音それぞれに音図がございます。イ段の父韻の並びもそれぞれ違ってまいります。今まで父韻の並びの説明に‘チイキミシリヒニ’と暫定しておりますのは、作用・反作用の関係を明確にするためのもので、実際は五母音それぞれに父韻の並びが違ってまいります。

 ウの天津金木音図の父韻の並びは・・キシチニヒミイリ
 オの赤珠音図の父韻の並びは・・・・キチミヒシニイリ 
 アの宝音図の父韻の並びは・・・・・チキリヒシニイミ 
 エの天津太祝詞音図の父韻の並びは・チキミヒリニイシ
 イの天津菅素音図の父韻の並びは・・八父韻

以上、イヰの立ち位置と父韻の並びに関しまして混乱のないよう整理いたしました。記紀のどちらから説いても、人間の心の発動は先天十七言霊が同時活動いたしますから矛盾はありません。


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2012年10月09日

古事記と言霊・天津磐境


天津は「心の先天宇宙の」意です。磐境とは五葉坂の意、図を御覧になると分りますように先天図は

一段目【淡路の穂の狭別の島】アワジノホノサワケノシマ
    言霊ウからアとワ(淡路)の言霊(穂)が別れて出て来る(別)狭い(狭)区分(島)、言霊ウは主客未剖、アワはそこから分れます。

二段目【伊豫の二名島】イヨノフタナジマ
    二名とはアとワの二音言霊のこと、宇宙剖判で主体アと客体ワに分れます、この主と客に分かれることが全ての自覚の始まりです。イとヰの現象を創造する働きの予めの区分。

三段目【隠岐の三子島】オキノミツゴジマ
    隠岐とは隠り神、三つ子とは三段目に現われる言霊という意味。言霊オ・ヲ(経験知)、エ・ヱ(実践智)は文明創造上最も重要な精神性能です。

四段目【竺紫の島】ツクシノシマ
    竺紫は尽くしの謎、八つの父韻は言霊イ(伊耶那岐神)の実際活動のリズム(チキシヒイミリニ)、「身一つにして面四つ」の意味は作用・反作用の陰陽一対四組の知性の律の島です。

五段目【伊岐の島】イキノシマ
    心のすべての現象はここから現われ出て、また此処に帰っていくのです。

五葉坂とは五段階の言葉の界層の構造という意であります。



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